自分はダメな奴だと思っているあなたへ。それ、思い込みです。
自分の悪いところばかり目につき、自分の良いところは見えなくなっているだけですよ。
そんなあなたに、思い込みから抜け出して自己評価を上げる3つのコツを紹介します。
- 1.はじめに
- 2.雨男、雨女とは
- 3.自己評価と確証バイアス
- 4.自己評価の高め方
- 5.自分の思い込みや偏りに気づく
- 6.自分の良い点や成果を認める
- 7.悪い点や失敗は改善の機会と捉える
- 8.おわりに
1.はじめに
あなたは自分のことをどう思っていますか?
自分はダメだとか、何もできないとか、そんな風に否定的に考えてしまうことはありませんか?
それは実は、自分の記憶や感情に影響されて、事実と違う判断をしてしまっているからかもしれません。
2.雨男、雨女とは
例えば、「雨男」「雨女」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
これは自分が雨の日に外出することが多いと感じている人が使う表現です。しかし、実際には晴れた日も外出しているはずです。ただ、晴れた日は普通だと思って忘れてしまい、雨の日は嫌だと思って記憶に残ってしまうのです。
これが「確証バイアス」という心理現象で、自分の信じたいことを正しいと思い込んでしまう傾向です。
3.自己評価と確証バイアス
自己評価においても、このような確証バイアスが働くことがあります。自分の悪い側面や失敗したことを強く覚えており、良い側面や成功したことを軽視してしまいます。
このように、自分の能力や価値を低く見積もってしまうことを「劣等感」と呼びます。劣等感は自己肯定感を低下させ、自信やモチベーションを奪ってしまいます。
4.自己評価の高め方
では、どうすれば自己評価を高めることができるでしょうか?
そのためには、まず自分の思い込みや偏りに気づくことが必要です。自分が持つ記憶や感情を客観的に見直し、事実に基づいて判断するように心がけましょう。
次に、自分の良い点や成果を認めることができる方法を探しましょう。
最後に、悪い点や失敗は改善の機会と捉えることで、ポジティブな気持ちになりましょう。これらの3つのコツを紹介します。
5.自分の思い込みや偏りに気づく
自分が持つ記憶や感情を客観的に見直し、事実に基づいて判断するように心がけましょう。以下の3つの方法が役立ちます。
5.1. - 日記をつける
日記をつけることで、自分の思考パターンや行動パターンに気づくことができます。例えば、あなたが仕事でミスをしたとき、どのように感じて、どのように対処しましたか? 日記にはそのときの感情や考え方、行動や結果などを書きます。日記を読み返すことで、自分がミスを大きくとらえすぎていないか、自分を責めすぎていないか、ミスから学んだことは何かなどに気づくことができます。
5.2. - 友人や家族に話を聞く
友人や家族には自分の悩みや不安などを相談します。彼らは自分のことをよく知っており、客観的な視点からアドバイスや意見をくれます。例えば、恋愛がうまくいかなかったとき、どのように感じて、どのように対処しましたか? 友人や家族にはそのときの感情や考え方、行動や結果などを話します。友人や家族はあなたの恋愛観や相性、自分の魅力などについて教えてくれることもあります。
5.3. - フィードバックを受ける
フィードバックとは、自分の行動や成果に対する評価や感想です。フィードバックを受けることで、自分の強みや弱み、改善点や課題などに気づくことができます。例えば、あなたがプレゼンテーションをしたとき、どのような感想や評価を受けましたか? フィードバックは上司や同僚、先生や学生、クライアントや顧客などから受けることができます。フィードバックは具体的かつ建設的なものが望ましいです。
以上の方法で、自分の思い込みや偏りに気づきましょう。そうすれば、自己評価が正確になります。
6.自分の良い点や成果を認める
自分が持つ良い点や成功したことを自分で認めることができる方法を探しましょう。以下の3つの方法が役立ちます。
6.1. - 自分に褒め言葉をかける
自分に褒め言葉をかけるというのは、自分の良い点や成功したことを自分で認めて、声に出して言うことです。例えば、「今日は頑張った」「よくできた」「すごいね」などです。自分に褒め言葉をかけることで、自己肯定感が高まり、自信や満足感が得られます。以下は、自分に褒め言葉をかける具体的な例です。
・「今日は早起きして、朝ごはんも作って、時間通りに出勤した。自分はしっかりしている」
・「このレポートは締め切りまでに完成させたし、内容も充実している。自分は仕事ができる」
・「この絵は色使いが上手だし、表現力もある。自分は才能がある」
・「この試験は難しかったけど、勉強したおかげで合格した。自分は努力家だ」
・「このパーティーではたくさんの人と話したし、楽しく過ごした。自分は社交的だ」
以上のように、自分に褒め言葉をかけましょう。そうすれば、自己評価が高まります。
6.2. - 成果物を見返す
成果物とは、自分が作ったものや達成したものです。例えば、レポートやプレゼンテーション、作品や賞状などです。成果物を見返すことで、自分の能力や努力を実感することができます。
6.3. - 証拠集めをする
証拠集めとは、自分の良い点や成功したことを示す具体的な事実やデータを集めることです。例えば、「このテストで90点以上を取った」「このプロジェクトで期限内に納品した」「このイベントで多くの人に参加してもらった」などです。証拠集めをすることで、自分の思い込みや偏りに振り回されずに、客観的な評価ができます。
以上の方法で、自分の良い点や成果を認めましょう。そうすれば、自己評価が高まります。
7.悪い点や失敗は改善の機会と捉える
自分が持つ悪い点や失敗したことを改善の機会と捉えることで、ポジティブな気持ちになりましょう。以下の3つの方法が役立ちます。
7.1. - 失敗から学ぶ
失敗から学ぶというのは、失敗したことを反省し、次に活かすことです。例えば、「どうして失敗したのか」「どうすれば失敗しないか」「次は何をするか」などを考えます。失敗から学ぶことで、失敗を否定的に捉えずに、成長のチャンスと捉えることができます。
7.2. - 目標を設定する
目標を設定するというのは、自分が達成したいことを明確に決めることです。目標は、具体的かつ測定可能で、期限や基準があるものが望ましいです。例えば、「このテストで95点以上を取る」「このプロジェクトでクライアントの満足度を高める」「このイベントで100人以上に参加してもらう」などです。目標を設定することで、自分の方向性や意欲が明確になり、効率的に行動することができます。以下は、目標を設定する具体的な例です。
・「このテストで95点以上を取る」:この目標は、具体的かつ測定可能です。期限はテストの日付で、基準は95点以上という数字で決まります。この目標に向かって、毎日勉強する時間や方法を計画し、実行します。
・「このプロジェクトでクライアントの満足度を高める」:この目標は、具体的かつ測定可能です。期限はプロジェクトの納期で、基準はクライアントの満足度という指標で決まります。この目標に向かって、プロジェクトの進捗や品質を管理し、クライアントとのコミュニケーションを密にします。
・「このイベントで100人以上に参加してもらう」:この目標は、具体的かつ測定可能です。期限はイベントの日付で、基準は参加者数という数字で決まります。この目標に向かって、イベントの内容や魅力を広く宣伝し、参加登録や問い合わせをスムーズにします。
以上のように、目標を設定しましょう。そうすれば、自己評価が低下せずに、前向きになれます。
7.3. - 努力を継続する
努力を継続するというのは、目標に向かってコツコツと取り組むことです。例えば、「毎日勉強する」「毎週レビュー会を開く」「毎月アンケートを実施する」などです。努力を継続することで、自分の能力やスキルが向上し、目標達成に近づくことができます。
以上の方法で、悪い点や失敗は改善の機会と捉えましょう。そうすれば、自己評価が低下せずに、前向きになれます。
8.おわりに
あなたも今日から自己評価を上げるために、この記事で紹介した3つのコツを試してみませんか?
まずは、日記をつけたり、友人や家族に話を聞いたり、フィードバックを受けたりして、自分の思い込みや偏りに気づくことから始めましょう。
次に、自分に褒め言葉をかけたり、成果物を見返したり、証拠集めをしたりして、自分の良い点や成果を認めましょう。
最後に、失敗から学んだり、目標を設定したり、努力を継続したりして、悪い点や失敗は改善の機会と捉えましょう。
これらのコツを実践することで、あなたは自分に自信が持てるようになり、人生がもっと楽しくなるはずです。